本園は地区住民の要望により、地区役員の方々の並々ならぬご努力によって、昭和34年に『地区の幼稚園』として誕生いたしました。
当初は、広幡小学校の2教室を借用し、園長他2名の教員が、110名の園児の保育に当たりました。今では想像もできない程粗末な環境の中での開園だったと伺っておりますが、こうして地区の幼児のための教育がスタート致しました。
昭和39年には藤枝市より園地を借用し、現在地に園舎を新築、『学校法人 広幡幼稚園』として、県知事より認可を受け、定員120名・3学級で、再スタート致しました。そして、昭和55年に鉄筋コンクリート造りの園舎に建て替え、更に昭和60年に増築し現在の礎を築きあげました。
平成9年に園則変更し、定員270名・8学級が認可されました。平成26年から当法人は『学校法人 広幡学園 認定広幡こども園』として、装いも新たに新園舎にて再スタートしました。平成27年度より、0・1・2歳児42名 3・4・5歳児179名(満3歳児 3名を含む)計10学級 園児221名 教職員38名で保育、教育を行っています。
「子ども子育て新支援制度」の元幼保一元化となり、様々な環境の下で育った子どもと共に、遊びを中心とした生活を実現し、一人一人を大切にした個に応じた教育を進めていきたいと考えています。また、総合的な指導・支援を行い、‶生きる力″の基礎を培う保育・教育を行っていく所存であります。さらに、本園が学校と児童福祉施設の両方の機能を併せ持つ幼保連携型認定こども園として地域の子育て支援センター的な役割も担っていきたいと考えております。
本園は、『教育は愛』の精神で歴代のPTA会長を中心に保護者や地域の皆様方の大きな労力奉仕に支えられ、初代片山園長以来、温かな手作り保育が進められてまいりました。自然や人々とのふれあいを大切にした保育等、60年経った今も尚受け継がれ、心身共に強いやる気と感性豊かな思いやりのある子が育まれております。
初代理事長 竹田貞一氏の『園児は皆自分の子と思え』という愛の精神を継承し、『善い事と悪い事の判断ができる子に育てる』という強い信念のもと、安心で安全な園作りを目指しております。