こども園の役割
こども園保育要領の目標に「こども園は、家庭との連携を図りながら、こども園の生活を通して、生きる力の基礎を育成するように努めなければならない」と、ある。このことを念頭に置き、この生きる力を支える心身の調和のとれた子どもの育成を重視していく。この生きる力を「自己実現に向かう力」及び「共生する力」と捉え、これを培い、「一人一人の子どもが、将来自分の役割を担い、周囲の人と調和を図りながら活躍できる」ことを願っている。本園では「生きる」の基礎とは、「一人でできる みんなとできる」と捉え、保護者・地域と連携しながら、一人一人に愛情を注ぎ、個に応じた保育・教育の推進に努めていく。
「子どもはかけがえのない存在」 だからこそ、自立(自分で)できるように育てていく
一人一人の子どもは、どの子もかけがえのない存在であり、素晴らしい力や可能性を秘めているとの共通認識に立ち、一人一人に応じて育てることを心掛けていかなければならない。かけがえのない存在だからこそ、大人が適切な支援を行い、自立(自分でできる)に向けて育てていかなければならない。
育てる営みは、「愛しむ」ことと「教育」である。
「愛しむ」子どもは、周りの大人に「あなたは大事だよ」「あなたのことが好きだよ」というように周りから肯定的な思いを伝えてもらうことが不可欠な存在である。それが、子どもにとっては元気の源、自分が愛される値打ちのある存在であるという「自己肯定感」の出所である。子どもを愛しむことが子どもの心の育ちに欠かせないものである。
「教育」保育者が子どもの発達段階を見極めながら、保育者が自分の願っている行為に向けて「誘う」、「促す」、「導く」、「教える」、「禁止を示す」などである。
乳児期は、「愛しむ」幼児期は「教育」と分けられるものではなく、乳幼児期は、「愛しむ」ことを根底に自分に向けて育てていかなければならない。
「日常の指導(遊び)を「保育・教育」の核とする
日常の指導には、運動遊び・音楽遊び・制作遊びなどがある。これらの遊びを通して、友だちや保育者、他の人とかかわり合いながら、「聞く」「考える」「他の考えに耳を傾ける」「人を思いやる」「人と協力する」など、人として生きるための大切なことを育てていくのである。従って日常の指導(遊び)を「保育・教育」の核として、様々な遊びで子どもの何を育てるかを明確にしていく必要がある。その実践の積み重ねが質の高い保育・教育につながり、子どもを成長させると考える。
質の高い保育・教育をするために、保育者の力を高める
「教育は人なり」という言葉があるように、こども園での保育、教育の質は、私たち教職員にかかっていることは言うまでもない。私たちは、質の高い保育・教育を子どもたちに提供するために、強い情熱をもち、確かな力量を身につけていくことが必要である。また、保育者の人間性や生き方も子どもたちへ大きな影響があることは間違いない。
「保育者の力を高める」
@保育・教育に強い情熱をもって行動している
(保育者としての使命感や誇り、子どもへの愛情、責任感、向上心)
A確かな力量を発揮している
(子ども理解力 指導力 説得力 集団指導力 企画力 遊び(活動) 開発力 学級経営力)
B人間としての魅力がある(人間性)
(豊かな人間性、社会性、常識・良識、対人関係力、コミュニケーション能力、同僚との協働)
広幡こども園について
※ 開園時間:7:00〜19:00
※ 預かり保育:月〜金 保育終了時間から最大19:00まで(1号認定)
※ 土曜保育:7:30〜17:30まで